タレントマネジメントツールのテレアポ|新卒離職防止を切り口にした人事攻略
タレントマネジメントツールのテレアポは、アプローチ先が人事担当者に絞られる。しかも採用・評価・研修と多岐にわたる業務を抱えている忙しい相手だ。「人事評価システムの提案です」では瞬殺されることも多い。どう入るか——実際のトークから使えるアプローチを整理した。
受付突破:「人事評価・育成の担当者」への連絡として入る
タレントマネジメント系ツールのテレアポで受付を突破するには、「人事評価や育成に関する担当者への連絡」という枠組みで伝えるのが有効だ。
受付トーク例:
「私共、人事評価や育成と離職防止のお手伝いをしている会社でございまして、そういったお話でしたら、人事のご担当者様が良いかと思いまして、ご連絡いたしました」
「ツールの売り込みです」ではなく「離職防止・人材育成のサポート」という切り口で入ることで、受付の通過率が上がる。
担当者へのファーストトーク:認知確認と実績提示
担当者に繋がったら、まずツールの認知確認をする。CMや広告を出している有名ツールであれば「ご存じですか?」から入れる。
知っている場合:
「ありがとうございます!CMの効果がありましてか(笑)全国で3,000社様以上でご利用いただいておりまして、特にここ数年採用コストの負担が上がってきている中で、在籍している社員の方々の育成や能力把握が重要になってきていると思うのですが」
知らない場合:
「失礼いたしました。全国で3,000社様以上でご利用いただいておりまして、いわゆるタレントマネジメントツールとして人事の方々に非常に高評価をいただいているんですね」
「認知確認→どちらでも実績に繋げる」という設計で、会話の流れを止めずに進められる。
最強の切り口:「新卒の離職時期」を活用する
タレントマネジメントツールのテレアポで最も刺さるタイミングは4〜5月だ。新卒入社後の最初の離職ピークがこの時期に集中するからだ。
「4月に入社した新卒社員の方々の離職対策でお電話させていただいておりまして、夏前ですとか1年目の最初の離職時期がありますので、情報提供のお時間を少しいただきたかったのですが」
担当者は「新卒の定着」への関心が高い時期なので、課題感が合いやすい。
逆に、この時期は採用担当者がとにかく多忙でもある。「忙しい」という断りに対しては:
「そうですよね、今が一番忙しいシーズンだと分かってはいてですね(笑)。でも、やはり4月・5月になると残念ながら入社した方が辞めてしまうのを仕事柄多く拝見しますので、その前にぜひ情報だけでもお伝えしたかったんですね」
「今すぐ何かをお願いするわけではない」という前置きを入れたうえで、時期の必然性を説明することで、忙しい担当者の心理的ハードルを下げられる。
研修期間中の新卒へのアプローチタイミング
「新卒は今研修期間ですか?」という質問を挟むことで、相手の会社の状況を把握できる。
研修期間中:「研修期間中という事ですね。内容としては人事評価ツールで、特に新卒入社〜5年目の離職防止に有効なサービスでして、今回いきなりご連絡でしたので御社の取り組みを変えてほしいのではなく、他社の活用事例をお伝えしたかったんですね」
終了済み:「あ、終わられたということですね、かしこまりました。退職や休職の率が大幅に下がった事例を多数ご紹介できますので、一度情報提供とご挨拶かねてお時間を」
どちらの返答でも、「情報提供として話を聞く価値がある」という方向に誘導できる。
「すでにツールを入れています」への対応
タレントマネジメントツールの競合は多い。「すでに別のシステムを使っています」という返しは頻繁に来る。
「あ、◯◯という事ですね、かしこまりました。今回いきなりのご連絡でしたので御社の取り組みを変えてほしいのではなくて、評価運用が劇的に効率化できた企業様も多数ありましたので、同業他社様の事例などを含め一度情報提供とご挨拶かねてオンラインで30分ほどお時間を頂きたいのですが」
「切り替えの話ではない」「情報提供として」という枠組みを使うことで、既存ツール導入済みの企業でも会話を続けられる。担当者は「情報収集」の余地を持っていることが多いからだ。
「5月まで忙しい」への具体的な打ち返し
「5月になったらお願いします」と言われた場合、曖昧な「ではまた後日」で終わらせてはいけない。
「かしこまりました。5月に入ったら入ったで、◯◯様もご予定が入ってくるかと思いますので、例えば5月GW明けの◯日か◯日に一旦押さえさせていただいて、前週に私からご確認のお電話を差し上げますので、◯日か◯日ではいかがでしょうか」
今この電話で仮日程を入れてしまうのがポイントだ。「落ち着いたら連絡します」で終わらせると高確率で忘れられる。先に日程を押さえておけば、前週のフォロー電話でリマインドできる。
数字の使い方:退職率・休職率の削減事例
担当者に刺さる数字として、大手企業での導入効果を提示できるとインパクトが出る。
「◯◯業の大手企業様ですと、退職や休職の率が大幅に下がった事例も多数ありましたので」
人事担当者は採用コストの高騰を肌で感じている。「採用した人が辞める」「育てた人が辞める」という問題は、数字で可視化できると稟議を通しやすくなる。
まとめ
タレントマネジメントツールのテレアポで人事担当者にアポを取る要点:
- 4〜5月の新卒離職時期をタイミングの根拠として使う
- 「切り替えではなく情報提供・事例共有」という枠組みで入れば、既存ツールがあっても続けられる
- 忙しい担当者には時期をずらして「今電話で仮日程を入れてしまう」作戦が有効
人事担当者は採用・評価・育成・労務と幅広い業務を抱えており、「良さそうだけど後回し」になりやすい商材だ。タイミングの必然性(離職時期・繁忙期のズレ)を作り出しながら、具体的な日程確保を電話口で行うことが鍵になる。
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