テレアポで研修サービスを売る|ゲーミフィケーション研修の提案トーク術

「研修のご案内で…」と電話した瞬間、ガチャ切り。研修サービスのテレアポをやったことがある人なら、この経験は一度や二度じゃないはずだ。

企業研修は競合が多い。大手からベンチャーまで無数のプレーヤーがいて、人事担当者のもとには毎日のように営業電話がかかってくる。普通にかけたら埋もれる。

でも、「ゲーミフィケーション」という切り口なら話は別だ。ゲームの要素を取り入れた研修は、Z世代の新入社員に刺さるという文脈で今注目されている。今回は、ゲーミフィケーション研修のテレアポで成果を出すためのトーク設計を見ていこう。

受付突破は「有名企業との共同開発」で突破する

研修サービスのテレアポで最大の壁は受付だ。「研修の営業です」と正直に言った瞬間、「担当者は不在です」で終わる。

ここで効くのが、有名企業との共同開発・共同実施という権威づけだ。

「某大手エンタメ企業さんと共同で人材教育を行っている会社でして」

受付の人は「営業か、そうじゃないか」で判断している。有名企業の名前が出ると、「ただの営業電話じゃないかも」と思ってもらえる確率が上がる。もちろん事実ベースで言わなければならないが、提携実績や導入実績があるなら積極的に使うべきだ。

「Z世代に刺さる研修」というフック

研修の内容自体よりも、「Z世代」というキーワードの方が人事担当者の興味を引く。

なぜか。2024年以降、新入社員の質に頭を抱えている企業が激増しているからだ。コロナ禍でリアルな人間関係の経験が少ないまま社会に出てきた世代。面接では良い受け答えをするのに、実際に配属されると受け身で、指示待ちで、フィードバックに弱い。

「スマホが当たり前のZ世代では、集中力や持続力にかける部分がある中で、短い時間で効果的に学べるとかなり評価が高かったものですから」

このフレーズには、人事担当者が普段感じているフラストレーションへの共感が込められている。「そうなんだよ、最近の若手は…」と思わせたら勝ちだ。

トーク設計:ヒアリングから自然にアポにつなげる

研修テレアポのトークは、3ステップで組み立てる。

ステップ1:現状確認の質問を投げる

「今は若手や新入社員の方に向けて、集合型の研修などはされていらっしゃいますか?」

この質問には2つの狙いがある。

  • 研修の実施状況を把握する(ニーズの有無の確認)
  • 担当者に「答える」という行動を取らせる(会話の主導権を握る)

ステップ2:答えに合わせて分岐する

やっている場合: 「OJT、OFF-JTも含めて色々と取り組まれているんですね。(受け止める)その中で、ゲーム要素を使った研修をご検討されたことはありますか?」

やっていない場合: 「少数精鋭で運営されていらっしゃるので、研修に時間を割くのが難しいのかもしれませんね。実は1〜2時間で完結するプログラムもありまして」

どちらの回答でも次につながるようにトークを設計しておくのがポイントだ。

ステップ3:画面共有をフックにアポを取る

「ちょっとこのお電話で何かをしてほしいわけではなくてですね(笑)。ゲーム系のコンテンツなので、画面を一緒に見ていただきながらの方が伝わりやすいんです。30分ほどお時間いただけませんか」

研修のテレアポでは「画面を見てもらう」というのが強力なアポ取得のフックになる。特にゲーミフィケーション系は、口頭で説明するより見せた方が圧倒的に訴求力がある。

「研修はもう業者が入ってる」への切り返し

研修テレアポで最も多い断り文句がこれだ。

「もう研修会社さんと取引がありますので」

ここで引き下がったらもったいない。切り返しの鉄板はこう。

「もちろんです。今の研修をいきなり変えるとなると大きなパワーが必要ですし、今すぐどうこうという話ではありません。研修はパズルのピースの組み合わせでもありますから、1つの選択肢として知っておいていただければと思いまして」

ポイントは「置き換え」ではなく「追加」のポジショニングだ。既存の研修を否定せず、「引き出しを1つ増やしませんか」というスタンスで臨む。

架電リストの作り方

研修テレアポのリストは、以下の基準で優先順位をつける。

  1. 従業員100〜500人の中堅企業: 研修予算があり、かつ大手研修会社に囲い込まれていない層
  2. 新卒採用を積極的にやっている企業: 求人サイトで新卒募集を出している=研修ニーズがある
  3. 製造業・サービス業: 現場の若手教育に課題を抱えていることが多い

架電時間は10:00〜11:30が最適。人事担当者がデスクにいる可能性が最も高い時間帯だ。午後は面接や社内会議で離席していることが多いので、午前に集中して架電するのが効率的だ。

研修テレアポで押さえておきたい数字

トークに具体的な数字を入れると説得力が増す。研修業界で使える数字をいくつか。

  • 新入社員の3年以内離職率:約30%(厚労省データ)
  • Z世代の平均動画視聴時間:1日3時間以上
  • ゲーミフィケーション研修の受講者満足度:従来型研修比1.5倍
  • 集合研修1回あたりの平均コスト:30〜50万円

「3年で3割辞める時代に、最初の研修でどれだけ定着率を上げられるかが勝負です」。こう切り出すと、人事担当者は耳を傾けてくれる。

まとめ

研修サービスのテレアポは、競合が多い分、差別化が成果を左右する。「ゲーミフィケーション」「Z世代対応」という切り口は、まだ飽和していないフレーズなので使い得だ。

受付突破では有名企業との実績をフックに、担当者接続後はヒアリングから自然にアポにつなげる。「既存の研修の置き換え」ではなく「選択肢の追加」というポジショニングを取ることで、断り文句を減らせる。

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