補助金・助成金テレアポの攻略法|飲食店・美容室オーナーに刺さるトーク設計

「補助金を使えば実質無料でホームページが作れますよ」――こんなテレアポ、飲食店や美容室のオーナーは何度も受けているはずだ。正直、補助金系のテレアポは飽和気味で、オーナーの警戒心もかなり高い。

でも、正しいアプローチをすれば、まだまだ成果は出る。今回は、補助金・助成金の案内をテレアポで効果的に伝えるトーク設計を見ていこう。

かける時間帯が勝負を分ける

飲食店や美容室へのテレアポで最も大事なのが時間帯の選定だ。営業中にかけたら迷惑なだけで、100%断られる。

業種ベストタイムNG時間帯
美容室午前10時前後 / 午後6時以降11:00〜17:00(施術中)
飲食店14:00〜17:00(アイドルタイム)11:00〜14:00 / 18:00以降
エステ・サロン午前10時前後施術時間帯は店舗による

美容室は「午前10時前後」がゴールデンタイム。開店準備が終わって最初の予約まで少し余裕がある。飲食店は逆に、ランチとディナーの間の「アイドルタイム」が狙い目だ。

受付突破:「経済産業省」で信頼感を出す

補助金系テレアポの受付突破で使えるのが、公的機関の名前を冠した話法だ。

「経済産業省認定事業者の〇〇と申します。補助金と助成金の件でお電話させていただきました。社長様にお取り次ぎいただけますでしょうか」

「経済産業省認定」という枕詞があるだけで、「怪しい営業電話」から「公的な連絡」に印象が変わる。もちろん、実際に認定を受けていなければ使えないが、IT導入補助金のIT導入支援事業者に登録されている企業なら堂々と名乗れる。

用件を聞かれた場合も:

「経済産業省の補助金と助成金の件です。こういったお話は社長様が担当されていらっしゃるかと思いまして」

シンプルに。ここで詳しく説明しすぎると逆効果だ。

オーナーへの切り出し:過去の補助金利用歴を確認する

オーナーにつながったら、まず過去の補助金利用歴を確認する。

「社長、コロナ禍で一時支援金や家賃支援給付金などはご利用されましたか? IT導入補助金は使われたことはありますか?」

この質問には2つの狙いがある:

  1. 補助金への馴染み度を測る: 過去に利用経験があれば、話がスムーズに進む
  2. 利用可否の確認: IT導入補助金は3年以内に利用していると再申請できない場合がある

利用経験ありの場合

「ご利用経験がおありなんですね。それであれば、今回のデジタル化補助金と業務改善助成金を活用して、自己負担なしで店舗のHP作成やGoogleマップの改善ができるのですが、ご興味ありませんか?」

利用経験なしの場合

「そうでしたか。国が推進しているデジタル化の補助金を活用すると、御社の自己負担が一切なく、実質無料でお店のHPを新たに作ったり、集客のGoogleマップの改善ができるんです」

どちらの場合も、「自己負担なし」「実質無料」というキーワードを前面に出す。オーナーが最も気にするのは「いくらかかるのか」だからだ。

「御社に費用負担がかかる話ではない」を早めに伝える

補助金テレアポで最も重要なのは、費用負担がないことを早い段階で明確にすることだ。

「御社に何か費用負担がかかるようなお話ではなくてですね」

この一言を入れるタイミングは、オーナーが少しでも「営業か?」と感じた瞬間。タイミングを逃すと「結局お金かかるんでしょ?」と思われて電話を切られる。

訪問アポの取り方:住所確認テクニック

補助金系のテレアポでは、対面説明の方が成約率が高い。訪問アポを取る際のテクニックがある。

「実際にどのような形で使っていけるのか、一度お邪魔してご覧いただければと思うのですが、店舗のご住所って〇〇番地の〇〇でお間違いなかったでしょうか?」

すでに住所を知っているかのように確認する。これによって「もう来る準備ができている」という印象を与え、「じゃあ来てもらおうかな」という流れに持っていきやすくなる。

「来週の〇日と〇日に地域を回っておりまして、どちらの方がお手すきでしょうか」

「地域を回っている」という理由があると、わざわざ来てもらうという心理的負担が減る。

補助金テレアポのヒアリング事項

アポが取れたら、商談に必要な情報を電話口で確認しておく。

確認項目理由
事業形態(法人 or 個人事業主)補助金の申請要件が異なる
年商(900万円以上が目安)一定の売上がないと申請できない
開業年数(1期以上)開業したばかりだと対象外の場合も
過去に利用した補助金名重複申請のチェック

これらを電話で聞いておくと、訪問時に「対象外でした」という無駄を避けられる。ヒアリングの仕方は自然に:

「一点だけ確認なのですが、御社は法人ですか個人事業主ですか? あと、念のため開業されてどのくらいになりますか?」

まとめ

補助金・助成金のテレアポは競合が多いが、時間帯の選定、公的機関を活用した信頼構築、費用負担ゼロの早期伝達、そして訪問アポへのスムーズな誘導――この4つを押さえれば、他社の営業電話とは明確に差別化できる。飲食店・美容室のオーナーは忙しいが、「タダでできるならちょっと聞いてみようかな」と思ってもらえれば勝ちだ。

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