外国人エンジニア採用テレアポ|製造業・介護業界で刺さるトーク設計のコツ
人手不足が深刻な製造業や介護業界では、外国人材の採用ニーズが年々高まっている。人材紹介会社のテレアポ担当者にとって、この領域は大きなチャンスだ。ただし、「外国人材」というだけで拒否反応を示す企業も少なくない。
今回は、外国人エンジニア・技術者の採用支援をテレアポで提案する際に使えるトーク設計のポイントを見ていこう。
外国人材テレアポの受付突破:大手グループ名を活かす
外国人材の紹介サービスは、受付で「人材の営業ですか?」と聞かれた瞬間に切られるリスクが高い。ここで使えるのが、具体的な職種名を出すテクニックだ。
「エンジニアの採用の件でございまして、採用のご担当者様はいらっしゃいますでしょうか」
「人材紹介の件で」ではなく「エンジニアの採用の件で」と言い換えるだけで、通過率が変わる。受付は「うちの採用に関する連絡かも」と判断して取り次いでくれやすくなる。
さらに効果的なのが、取引実績のある大手企業名を出すこと。
「大手自動車メーカー様やアパレル大手様でエンジニア採用のお手伝いをさせていただいておりまして」
具体的な企業名(匿名化して伝える場合もある)を出すことで信頼感が生まれ、「ちゃんとした会社からの電話だな」と思ってもらえる。
技人国ビザ・特定技能の基礎知識を持っておく
外国人材のテレアポで避けて通れないのが、在留資格の知識だ。最低限、以下の2つは押さえておこう。
技術・人文知識・国際業務(技人国)ビザ
大卒以上のエンジニアや事務職が取得する在留資格。製造業のエンジニア、IT企業のプログラマーなどが該当する。期間は1年・3年・5年で更新可能。
特定技能ビザ
介護、建設、製造業など14分野で就労可能な在留資格。特定技能2号を取得すれば、更新に期限がなく継続雇用が可能になる。
担当者との会話で「技人国って何ですか?」と聞かれて答えられないと、専門性を疑われてしまう。トークスクリプトとは別に、基礎知識はチーム全体で共有しておくべきだ。
業界別トーク設計:製造業向け
製造業向けのテレアポでは、即戦力のエンジニア不足という課題にフォーカスする。
切り出しトーク
「生産技術やエンジニアの方は、中途・新卒ともに募集されていますでしょうか?」
この質問で、採用ニーズの有無と温度感が一発で分かる。
興味を引くフック
「世界トップレベルの大学でITと日本語をダブル専攻している人材が、御社の職種ですと5名〜10名ほど候補者を集められます」
「具体的な人数」を出すのがポイント。「良い人材がいます」だけでは弱い。「5名〜10名集められる」と言われると、担当者は「どんな人がいるんだろう」と気になる。
差別化ポイント
他社の人材紹介との違いを明確にする。
「1社専属で候補者をご紹介するため、併願が少なく承諾率が高いのが特徴です」
人材紹介で最も困るのが、内定を出しても辞退されること。「承諾率が高い」というのは、人事担当者にとって非常に響くワードだ。
業界別トーク設計:介護業界向け
介護業界では、「外国人スタッフに抵抗がある」という施設が一定数ある。ここをどう乗り越えるかがカギになる。
「外国人材はちょっと…」への切り返し
「そうでしたか。今回、何か使ってくださいということではなかったのですが、特定技能2号ビザという介護の知識と経験を持った方で、更新すれば期間の制限なく継続雇用できる方なんです。まずは30分ほどご挨拶のお時間をいただければ」
ポイントは3つ:
- 押し売り感を消す: 「使ってくださいということではない」と先に伝える
- ビザの安心感: 「継続雇用できる」と伝えて短期離職の不安を払拭
- 軽いアポを提案: 「ご挨拶」という形にしてハードルを下げる
「既に取引先がある」への切り返し
「切り替えのお話ではなく、既存のお取引先もあると思いますので、追加の選択肢として候補者の情報だけでもご覧いただければと」
既存の紹介会社を否定しない。「追加の選択肢」というポジショニングが重要だ。
テレアポ時間帯のコツ
外国人材採用のテレアポは、相手の業界によって最適な時間帯が異なる。
| 業界 | 狙い目の時間帯 | 理由 |
|---|---|---|
| 製造業 | 10:00〜11:30 | 朝礼・ライン立ち上げ後の落ち着いた時間 |
| 介護施設 | 9:00〜9:30、16:00以降 | 利用者対応の前後 |
| IT企業 | 10:30〜12:00 | 朝会・スタンドアップ後 |
特に介護施設は日中ずっと利用者対応で忙しいため、朝イチか夕方にかけるのが鉄則だ。
訪問アポと「地域回り」の合わせ技
外国人材の紹介は、新しいエリアへの進出タイミングでアポを取りやすくなる。
「来週から御社の地域の方を回らせていただくことになりまして、どんな人材がいるか、来月の〇日か〇日でぜひご覧いただきたかったのですが」
「地域を回っている」という理由があると、「たまたま近くに来るなら」と会ってくれるケースが増える。オンラインアポよりも対面アポの方が成約率が高い領域なので、積極的に訪問を提案しよう。
まとめ
外国人材採用のテレアポは、在留資格の知識を持った上で、業界ごとの課題に合わせたトーク設計をすることが成果のカギになる。「外国人材はちょっと…」という反応は想定内。その先にある「人手不足をどう解決するか」という本質的な課題に切り込むことで、アポ獲得率は確実に上がる。
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