工事費用の「無料診断」でアポを量産するテレアポ術
「営業の電話じゃないんです」が最強の受付突破フレーズになる理由
テレアポで一番つらい瞬間は、受付で「営業ですか?」と聞かれて切られるときだろう。特に店舗開発や施設管理の担当者を狙う場合、受付の壁は厚い。
ところが、「工事費用の適正価格を無料で診断するデータのお渡し」という切り口に変えるだけで、受付突破率が一気に変わる。今回は、営繕・修繕工事のコスト削減を切り口にした、店舗運営企業へのテレアポテクニックを見ていこう。
狙うべきターゲットは「店舗開発」か「営繕担当」
このアプローチで狙うのは、多店舗展開している企業の店舗開発部門もしくは営繕・修繕の担当者だ。飲食チェーン、ホテル、小売チェーンなど、定期的に工事が発生する業態がベストターゲットになる。
受付に電話したときの名乗り方のポイントは、具体的な部署名を出すこと。
- 「営繕工事や修繕工事のご担当者様」
- 「店舗開発のご担当者様」
「ご担当者様お願いします」だけだと受付で止まりやすいが、「営繕工事の」と具体的な業務名を出すと、「あ、業者さんかな?」と取り次いでもらえる確率が上がる。
受付突破トーク:3つの要素を押さえる
受付で用件を聞かれたとき、次の3要素を入れると突破しやすい。
1. 権威づけ:「昨年より高騰している工事費」
「昨年より高騰している営繕工事や修繕工事の適正価格を」と、業界全体の課題から入る。相手も「確かに最近工事費が上がってるな」と感じているので、自分事として受け止めやすい。
2. 安心感:「営業の電話ではなくて」
これが最大のポイント。「本日は営業のお電話ではなくてですね」と明言する。嘘をつくわけではなく、実際にデータ提供を主目的にしている体裁を取る。
3. 具体的な用件:「見積もり交渉時にお使いいただくデータのお渡し」
抽象的な「ご提案」ではなく、「工事の見積もり交渉時にお使いいただくデータのお渡し」という相手にとって実利のある用件を伝える。受付も「これは営業じゃなくて情報提供か」と判断しやすくなる。
担当者トーク:「20%削減」の数字で引きつける
担当者につながったら、ここからが本番だ。
まず前提として、「何かサービスを導入してくださいという営業のお電話ではないのでご安心ください」と改めて伝える。これで担当者のガードが下がる。
次に、ヒアリング質問を挟む。
「現在、店舗の工事を発注する際には特定の業者さんや相見積もりを取って依頼されている感じでしょうか?」
ほぼ100%「Yes」と返ってくる質問だ。相手にYesと言わせることで、会話の流れに乗せやすくなる。
そして切り札は具体的な数字。
「相見積もりで出てきた見積もりを読み込ませると、業者様を変えずに大体20%程度工事原価を削減できまして」
ここで大事なのは「業者を変えずに」という一言。担当者にとって、今の業者との関係を壊さずにコスト削減できるのは非常に魅力的だ。
アポ設定のコツ:「30分のデモ」と「2択の日程」
最後のクロージングも見逃せない。
「このお電話で何かをしてほしいわけではなくて(笑)、一度30分でデモンストレーションさせていただければと思うのですが、◯日か◯日ではご都合いかがですか?」
3つのテクニックが詰まっている。
- 「このお電話で何かをしてほしいわけではなく」 — 電話での即決を求めないことで安心感を与える
- 「30分で」 — 短い時間を提示してハードルを下げる
- 「◯日か◯日」 — Yes/Noではなく2択の日程を提示する。「いつがいいですか?」より格段にアポが入りやすい
AI×データという武器があるからこそ使えるアプローチ
このトークの肝は、「36万件以上の見積もりデータとAIで適正価格を査定できる」という根拠のある提案ができる点にある。
単なる「コスト削減しませんか?」ではなく、「御社の昨年度の工事費用が適正価格かどうかを無料で診断する」という具体的なアクションを提示できるから、相手も「聞いてみてもいいかな」と思える。
テレアポで重要なのは、相手に「この電話を切らずに聞いてもいい理由」を与えること。無料診断やデータ提供は、その理由として非常に強い武器になる。
まとめ
- 受付突破:「営業ではなくデータのお渡し」で壁を超える
- 担当者トーク:「業者を変えずに20%削減」の数字で引きつける
- アポ設定:30分のデモ+2択の日程提示で確実に刺す
- 根拠:AI査定や大量データといった具体的な裏付けがあると、提案の説得力が段違いになる
工事費用の高騰は多くの企業が感じている課題だ。その課題感を活用した「無料診断」アプローチは、店舗チェーンや施設管理会社へのテレアポで大いに使える手法だろう。
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